とにかく、発表のメンバーは
この4人に決まったわけだ。
ジョーに、ホーリー、カツキ、
そして僕ヨータ。
4人合わせて、ジョーホーカツヨー……。
「情報活用」だフォン!
運命の4人だフォン!
でも、インフォンもいるフォン!
そうだね、インフォン。5人で頑張ろうね!
だけどジョー、発表の内容は、
どうやって決める?
どんな流れで進めるのかな。
分担も決めたほうがよさそうだし。
考えなくちゃいけないことが、
いっぱいだね。
うーん。
どこから、どっちへ進めばいいの?
探究学習とは
身の回りに、「なぜ?」「どうして?」と疑問を感じることはありませんか。「こうなればいいのに」と、問題を感じることはないでしょうか。そもそも探究学習とは、こうした疑問や問題意識から出発して、調べたり、考えを深めたりするものです。
探究の結果は、日常生活での問題解決につながるかもしれません。いったんは結論を出した後にもずっと考え続けたいような、自分にとって大切なテーマにも、出会えるかもしれませんよ。
問題の発見、課題の設定
- ・理科や社会の授業で、よく分からない、もっと知りたいと思うことがあった。
- ・好きなスポーツについて、まだ知らないことや、さらに調べたいことがある。
- ・日常生活の中で「どうしてこうなっているの?」「こうなればいいのに」と思うことがあった。
こんなときが、チャンスです。疑問や不満を「課題」と捉え直して、探究をスタートさせましょう。
- 課題の例
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- ・夕焼けが美しく見えるのは、どんなときなのかを知りたい。
- ・アニメが好きな人は、国語が得意なのではないかと思うが、本当か。
- ・部活の練習時間の長さと、試合の成績との関係を調べたい。
- ・イメージトレーニングには、本当に効果があるのか。
- ・部屋をきれいに保つには、どうすればよいか。
- ・自分が住む◯◯市では、なぜ金物産業が盛んなのか。
計画を立てる
課題が決まったら、計画を立てます。学校での学習なら、発表の日は決まっていますね。学校での学習とは関係なく、自分なりの探究を進める場合でも、期限を決めると進めやすいですよ。
どんな形でまとめ、発表するのか、結論はどのようなものになりそうなのか、ゴールをイメージしたり仮説を立てたりしましょう。そして、いつまでに情報を収集するのか、それをどうやって整理・分析するのか、まとめるのにはどれぐらいの時間が必要かなど、全体のスケジュールを考えてみましょう。
グループで取り組む場合には、ときどきみんなで進行状況を確認したり、分かったことや考えたことを伝え合ったりすることが大切です。困ったときには、グループの仲間や先生からアドバイスをもらいましょう。まとめや発表の分担も考えておきましょう。
実行する
情報の収集や整理・分析、そして発表まで。いろいろな方法や、コツがあります。ジョー、ホーリー、カツキ、ヨータ、インフォンといっしょに、一つ一つ学んでいきましょう。
振り返る
実行できたら、探究学習を振り返ってみましょう。
- ・よくできた点、できなかった点、次にもっとよくしたいところ
- ・今後もさらに考えたいこと、続けていきたいこと
- ・次に取り組みたい、新しい課題
自分で振り返るだけでなく、グループで感想を交換したり、別のグループや先生、家族の意見を聞いたりするなどして、多角的に振り返りができるといいですね。
うーん、なかなかの道のりだ。
進み具合を確かめながら、
みんなで一歩一歩、進むんだね。
僕たちのテーマは、さっき話し合った
とおり、「ごみ問題」でいいんだよね。
そう、ごみのこと!
「どうなってるの?」
「こうなればいいのに」と思うことが、
たくさんあるよ。
よーし。まずは情報集めからだね。
教科との関連
- この内容は、中学校の次の教科で学習します。
- 社会 数学 理科 技術・家庭 保健体育