いい発表だったね。
みんなから、感想や意見ももらえたし。
ジョーさんは「このレポートは、
もっと広く読まれるべきだ!」って
興奮してたね。
うふふ。ジョーらしいね。
でも実際、あの発表で終わりじゃ
もったいない気持ちは、私にもあるな。
スライドも、よくまとまってたし。
たくさん読んでもらいたいフォン!
インターネットだフォン!
著作権にも注意したし、
レポートの内容は大丈夫なはず。
でも、インターネットに載せるのは、
ちょっと怖いかな……。
確かにちょっと怖いけど……。
でも、「何となく怖い」のって、
どうしてなんだろう。
何がどう怖いのか、
ちゃんと考えてみたくなってきた。
情報モラルとは
情報社会において適正に活動するために必要な考え方や態度のことを「情報モラル」といいます。インターネットの特徴として、インターネット上の情報は、あっという間に世界中に広がり、いちど広がったものは簡単には消えないということがあります。間違った情報が瞬時に広まって大きな問題となったり、将来にわたって影響し続けたりする可能性もあるのです。インターネットの特徴を正しく理解し、情報モラルを身につけることが大切です。
情報を発信する
インターネットで情報を発信すると、後で取り消そうとしても、全てを回収することは不可能と考えましょう。それは本当に発信してもよい情報ですか? インターネットで発信するときは、いちど立ち止まって、本当に大丈夫かどうかを考えてみることが大切です。伝えようとしている情報は正しいでしょうか。誰かを傷つける内容になっていないでしょうか。自分や誰かの権利を脅かすものになっていないでしょうか。
人から受け取った情報を、そのまま誰かに伝える場合でも、発信者としての責任を持って、本当に伝えてよい情報かどうかを考えてみましょう。
発信するときのチェックポイント
- ・電子メールやメッセージは、送信する前に内容と宛先をもう一度確認する。
- ・発信する情報には、分かりやすいタイトルを付ける。
- ・丁寧で簡潔な言葉遣いを心がけ、誤解を生まないように配慮する。
- ・電話番号、住所、メールアドレス、はっきり顔の分かる写真などの個人が特定できる情報(個人情報)を発信しない。写真に写り込んだ風景や建物から場所が特定されることもあるので、写真の内容にも注意する。また、写真のデータに、位置情報(ジオタグ)が付加されていないかも確認する。
- ・誰かの悪口を書かない。どんな立場の人にとっても、その情報が不愉快なものになっていないかを考える。数年後に見たときに嫌な気持ちにならないかも考えてみる。
- ・責任を持って、正しい情報を発信する。
- ・誰かの著作権を侵害していないかを確認する。
送信ボタンを押してから、
ドキッとすることあるよね……。
でも、インターネットで世界中の人たち
とつながることができるんだから、
怖がってばかりで全く使わないのも、
もったいない!
うんうん。似たようなことを考えたり、
探究したりしてる人たちと
つながれたら
うれしいよね。
とにかく発信する前に確認すること!
チェックポイントをチェック、チェックして、
インターネットでつながるフォン~~。
教科との関連
- この内容は、中学校の次の教科で学習します。
- 社会 理科 技術・家庭 保健体育 道徳