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情報を整理・分析しよう

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  3. 情報の整理| 分類する

分類する並べ替かえて、グループ分け

いろんな情報がばらばらに
たくさんあるとさ、
なんか全体像が
うまくつかめないんだよね。
このぐちゃぐちゃな感じ、
何とかならないかなぁ。

ふふふ。切り分けたらいいのよ。

えっ、何を……? 
ホーリー、何だか怖こわいよ……。

だから、切、り、分、け、る、の!

ホ、ホーリー……?

分類する

ばらばらにたくさんある情報は、似たものどうしを集めて分類することで、全体像が分かりやすくなります。調べたことや、みんなの意見など、雑多な情報が集まってきて、それらをどう理解したり、どう使ったりしたらよいのかが分からなくなったときは、まずはそれらの情報を分類できないか、考えてみましょう。

分類する方法

①グルーピング

分類することに慣れていないうちは、カードを使ったグルーピングで、頭だけではなく手を動かしながら試行錯さく誤ごを重ねることをおすすめします。

まずは、全ての情報を、一つ一つ別々のカードに書き出しましょう。カードには、用紙を小さく切ったものや、付ふ箋せんを使うとよいでしょう。

カードができあがったら、全体が見えるように広げて眺ながめてみます。似た内容のカードは近くに置き、関係のないカードや逆の意味を持つカードは離はなれた場所に置きましょう。そして、似たものが集まったら、そのグループに見出しを付けます。この作業を重ねて、いくつかのまとまりに分けることができたら、分類は成功です。

うまく分類できなかったら、別のグループ分けができないかを考えてみましょう。いちど付けた見出しに捕とらわれず、新しい見出しのグループを作ることができないか、カードを並べ替えながら考えます。グループ分けは、ただ一つの正解があるというわけではありません。いろいろな組み合わせを考えてみましょう。

こうして分類すると、情報全体の特とく徴ちょうや傾けい向こうが見えてきて、ばらばらだった情報もぐっと理解しやくなります。また、分類することに慣れてくると、カードを使わずに、直接ノートに書くなどして分類できるようになりますよ。

生物を特徴に注目してグルーピングした例
自己紹しょう介かい文を書くための材料をグルーピングした例
②ブレーンストーミングとグルーピング(応用編)

ブレーンストーミングというのは、たくさんのアイディアを出すための、話し合いの方法です。最初にみんなでブレーンストーミングのルールを確認してから、思いついたことをどんどん口に出して進めていきます。

ブレーンストーミングのルール
  • ・自由に発想し、自由に発言する。
  • ・人のアイディアを否定したり、判断したりしない。
  • ・アイディアどうしを組み合わせたり、先に出たアイディアを発展させたりする。
  • ・質よりも量。細かいことにこだわらず、たくさんのアイディアを出す。

ブレーンストーミングの際に、カードを使ったグルーピングを行うと、アイディアを効率よくまとめていくことができます。

ブレーンストーミングを行いながら、出てきたアイディアを付箋に書き、模造紙などに貼っていきます。そして、似たアイディアどうしを集めて分類し、見出しを付けます。見出しを手がかりに、グループとグループの関係も考えてみましょう。こうすることで、たくさん出されたアイディアをまとめていくことができます。

4人グループで、幼児との触ふれ合い体験の感想を出し合い、グルーピングした例

実際に手を動かして、切り分けて分類
してみるってのがだいじなんだよなぁ。
あっちこっち動かしてるうちに、
「あ、これだ!」ってなって、
どんどんグループができて。
頭の中もすっきりしたよ。

ふふふ。切り分けたら、くっつけるのよ。
人と話しながらアイディアを出すのも、
楽しいわ。
どんどん出てきて、
どんどんまとまりそう!

何度もやってるうちに、
分類がどんどん上手になりそうだフォン。

教科との関連
この内容は、中学校の次の教科で学習します。
国語
・①分類する(1年 p.66~67)
・グルーピング(1年 p.280、 3年 p.281)
理科
・実習① さまざまな生物の分類(1年 p.23~24)
・5 さまざまな植物の分類(1年 p.42~44)
・学びをいかして考えよう(1年 p.59)
技術・家庭
・グルーピング(家庭 p.6、252)

※東京書籍発行令和7年度中学校教科書の教材名や項目名とページ数を示しています。

情報の整理

  • 順序づける
  • 比較する
  • 関連づける・
    発想を広げる
  • 多面的に見る・
    多角的に見る
  • 理由づける(原因や根拠を見つける)
  • 見通す
  • 具体化する・
    抽象化する

データの活用

  • データの分析
  • グラフの
    種類と特徴
  • グラフの
    読み方・かき方

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