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情報を整理・分析しよう

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  3. 情報の整理| 理由づける(原因や根拠を見つける)

理由づける
(原因や根こん拠きょを見つける)
理由は、いくつだってある

そりゃね、
いろいろな考えがあるのは分かるよ。
でもやっぱり、
「自分としてはこう思う!」
「これを訴うったえたい!」っていう、
特別な考えもあるわけじゃないか。

自分の考えをはっきり主張できるのは、
ジョーのいいところだよ。

でも熱い思いを繰くり返すだけじゃ、
分からないフォン!
理由が知りたいフォン!

理由? 
理由なんか……いくらでもあるよ!

ジョー、それだよ。
それを書き出してみたら?

理由づける

何かを主張したいときには、考えだけではなく、「なぜそう考えるのか」という根拠を述べる必要があります。自分の中ではあたりまえだと思っていることも、ちゃんと説明しないと相手には分かりません。そして、どのような根拠を挙げるかで、あなたの主張の説得力が変わってきます。考えとその根拠を書き出して、自分の主張の説得力を吟ぎん味みしてみましょう。

また、相手の主張や、本などに書かれている主張を理解したいときにも、考えと根拠を書き出して、整理してみるといいですよ。自分はどこに納なっ得とくがいって、どこに納得がいかないのかも、見えやすくなります。

理由づける方法

①クラゲ・チャート

まずクラゲの頭の部分に、主張したい内容を書きます。次にクラゲの足の先に、その根拠を書いていきます。足の本数は、書きたい根拠の数に合わせましょう。全て埋うめなくてもいいし、増やしてもかまいません。

主張と根拠のほかにも、頭の部分に結果、足の部分に原因を書いて、物事の因果関係を考えるときに使うこともできます。

国際社会の問題解決について考えるための
クラゲ・チャートの例
②ピラミッドストラクチャー

ピラミッドストラクチャーも、主張とその根拠を表した図ですが、クラゲ・チャートよりも複雑な論理構造を表現することができます。まず一番上に主張したい内容(結論)を書き、その下の段には根拠を書いて、線で結びます。そして、さらにその下の段に、それぞれの根拠を裏付ける事実やデータを書いていきます。

「ストラクチャー」とは、英語で「構造」のこと。主張したいことを整理し、その構造をピラミッド型に表すことから、こう呼ばれています。

ピラミッドストラクチャーも、物事の因果関係を考えるときに使うこともできます。一番上に結果(解決したい問題)を書き、下の段にその原因を、さらに下の段に原因をより細分化して書くことによって、問題の原因を突つき詰つめていくことができます。

バス停の新設について考えるための
ピラミッドストラクチャーの例

理由はいくらでもあるって言ったけど、
実際に書いてみたら3つだったよ。
クラゲの足は、たった3本か……。

整理できたことが、すばらしいんだよ。
その下に裏付けるデータを書いていくと、
ピラミッドにも変身するよ。

クラゲのおかげで、
ジョーの言いたいことが、
やっと理解できたフォン!

教科との関連
この内容は、中学校の次の教科で学習します。
社会
・くらげチャート(歴史 p.95、140、199)
・くらげチャート(公民 p.211)

※東京書籍発行令和7年度中学校教科書の教材名や項目名とページ数を示しています。

情報の整理

  • 順序づける
  • 比較する
  • 分類する
  • 関連づける・
    発想を広げる
  • 多面的に見る・
    多角的に見る
  • 見通す
  • 具体化する・
    抽象化する

データの活用

  • データの分析
  • グラフの
    種類と特徴
  • グラフの
    読み方・かき方

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