銃弾は,少女の思いを撃ち抜けなかった。
パキスタンで,女子の教育機会の充実を訴えていたマララは,その考えを否定する武装勢力によって銃撃され,重傷を負う。それでもマララの思いは揺るがなかった。
確かに,タリバンはわたしを撃った。でも,銃で撃てるのは,体だけ。わたしの夢は銃では撃てない。わたしの信念を殺すこともできない。そして,女の子も男の子も,すべての子どもが学校に通えるようにするための活動をやめさせることもできない。
(259ページより)
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