風が強く吹ふいている

三み浦うらしをん

  • 発行年
    2009
  • 出版社
    新潮社
  • NDC
    913

「走る」ってどういうことかを知るために。

紹介文

 挫ざ折せつの果てに陸上を諦あきらめた走かけると清きよ瀬せは,素しろ人うと集団10人で箱はこ根ね駅伝に挑いどむ。それは一人一人の,人生を変える戦いだった。 

本文より

 しかし,憤ふん然ぜんと部屋から出ていくことはできなかった。こんなくだらない話につきあっていないで,さっさと自室に帰ればいい。そう考えても,なぜか体が動かなかった。心のどこかで,おもしろそうじゃないか,と囁ささやく声がする。このまま,陸上界から離はなれた場所で,いつまでも一人で走るつもりなのか。それぐらいなら,竹ちく青せい荘そうの住人たちと一いっ緒しょに,箱根駅伝に殴なぐりこみをかけたほうがましだ。試ためしてみるのも悪くない。
(92ページより)

  • テーマ・ジャンル
  • 日本の物語 スポーツ 友達・恋

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  • 電気工事業宇井敏伸

    たった10人しかいない弱小の駅伝部が,箱根駅伝という大きな大会に挑戦する物語です。「走る」という単純なことにも,一人一人の考え方や個性が現れるのだと学びました。

  • 太陽光発電の運用管理髙木裕子

    同じ学生寮に住む大学生10人が箱根駅伝を目指す話です。個性的なメンバー達が陸上競技を通じて成長していく姿が軽快で,応援しながら読みました。