西のじょが死んだ

なし

  • 発行年
    2001
  • 出版社
    新潮社
  • NDC
    913

大切なのは,自分で決めて,やりげる力。

紹介文

 まいは中学校になじめず,英国人の祖母の家で暮らすことになる。祖母はまいに魔女しゅぎょうを提案する。自然に囲まれた祖母との生活で,まいが見つけたものとは。

本文より

 まいは体がどんどん重くしずんでいくように感じた。そして二年前の,季節が初夏へと移り変わるちょうど今ごろ,おばあちゃんと過ごした一ヶ月余りのことを,急にすごい力で体ごとぐんぐんと引きもどされるように思い出した。部屋や庭のにおいや,光線の具合や,空気のしょっかんのようなものが,こうおくからあざやかによみがえるような,そんな思い出し方で。
(12ページより)

  • テーマ・ジャンル
  • 日本の物語 家族 人生・生き方
  • 教科書
  • 国語 2年 87ページ

あしたね仕事人のおすすめ

  • 自然観察ガイド山本貴仁

    どういうふうに生きるべきかを示唆してくれた本。

  • フェアトレードショップ販売員まみ

    生きる意味や自分らしさについて考えていた時に、この本から答えをもらいました。文体もとても読みやすく、読後感がすっきりとさわやかな作品です。

  • 地図編集眞崎 晃文

    物語の中で穏やかに流れる時間が心地よく,大事なことを思い出させてくれる本です。小中学生の頃に読むのもお勧めですし,大人になってから読んでも良い本だと思います。

  • 作業療法士峯岸 佳代

    主人公の中学生「まい」が,田舎に住む英国人のおばあちゃん(魔女)と過ごした日々を描いた物語です。おばあちゃんの語る言葉は優しく,決して難しいことは言っていませんが,生きることや人への接し方など,大人の私にも響くものがあります。森の中の草花や田舎の生活の描写がリアルで,実物を知らなくても,そこにあるように感じることができます。