西のじょが死んだ

なし

  • 発行年
    2001
  • 出版社
    新潮社
  • NDC
    913

「何でも自分で決めること」が約束だった。

紹介文

 中学校になじめず,祖母の家で暮らすことになったまい。ぼくな暮らしの中で,祖母は代々備わる不思議な力をまいに伝える。

本文より

 まいは体がどんどん重くしずんでいくように感じた。そして二年前の,季節が初夏へと移り変わるちょうど今ごろ,おばあちゃんと過ごした一ヶ月余りのことを,急にすごい力で体ごとぐんぐんと引きもどされるように思い出した。部屋や庭のにおいや,光線の具合や,空気のしょっかんのようなものが,こうおくからあざやかによみがえるような,そんな思い出し方で。
(12ページより)

  • テーマ・ジャンル
  • 日本の物語 家族 人生・生き方
  • 教科書
  • 国語 2年 184ページ

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