藩はん校こう早そう春しゅん賦ふ

宮みや本もと昌まさ孝たか

  • 発行年
    2002
  • 出版社
    集英社
  • NDC
    913

幕末,武家の少年たちの爽そう快かいな青春物語。

紹介文

 江え戸ど時代後期,東とう海かい地方の小しょう藩はんに,藩校が作られることになった。新しん吾ご,太た郎ろう左ざ,仙せん之の助すけは,たがいに切せっ磋さ琢たく磨ましながら,剣けんの腕うでを上げ,成長していく。

本文より

「背せ伸のびをいたさず,文武とも身に合おうたものをお受けなさい」
 玄げん関かんで,見送りに出た母の貞さだ江えは微び笑しょうを向けてくれたが,
「母上がそれだから,困るのです」
 と長兄の精一郎にじろりと睨にらまれて,新吾は慌あわてておもてを伏ふせた。
(99ページより)

  • テーマ・ジャンル
  • 日本の物語 友達・恋