星野道夫は,アラスカを愛し,その自然と動物を命の限り撮り続けた。動物たちのいきいきとした表情を捉えた写真と,アラスカの魅力を透徹した目でつづったエッセーで構成された作品集。
一生のうちで,オオカミに出会える人はほんのひとにぎりにすぎないかもしれない。だが,出会える,出会えないは別にして,同じ地球上のどこかにオオカミのすんでいる世界があるということ,また,それを意識できるということは,とても貴重なことのように思える。それはもちろんオオカミだけに限ったことではない。
(177ページより)
- テーマ・ジャンル
-
随筆・エッセイ・日記
歴史・地理
生物
冒険・推理