夜のピクニック

おん りく

  • 発行年
    2006
  • 出版社
    新潮社
  • NDC
    913

ただ歩くだけなのに,それは特別な体験だった。

紹介文

 全校が一晩中歩く歩行祭。たかとおるへの複雑な思いを胸に,友人と歩き続けた。周囲から相思相愛と思われていた二人だったが……。

本文より

 ついに来たか,この日が。
 貴子は坂を降りながら考えた。
 高校最後の行事。
 かのじょまぶしそうに空を見上げる。
(17ページより)

  • テーマ・ジャンル
  • 日本の物語 スポーツ 友達・恋