けものそうじゃ

うえはし =作/あさ たかひろ=絵

  • 発行年
    2006
  • 出版社
    講談社
  • NDC
    726

胸が痛むほどまっすぐな,生き物への思い。

紹介文

 獣は人間の道具ではなく,野に在るように在ってほしい,と願うエリン。かのじょの運命をえがいたそうだいなファンタジー。

本文より

 戸が開いた音で,エリンは目をさました。
 夜が開けるにはまだ間がある時刻で,雨がうすいたきの屋根を打つ音が,やみの中に絶え間なくひびいている。
 母が,土間の水場で手を洗っているのが,ぼんやりと見えた。足音をしのばせてにあがってきた母が,しんに身体をすべりこませると,ふうっと雨のにおいと,とうの匂いが,ただよってきた。
(13ページより)

  • テーマ・ジャンル
  • 日本の物語 SF・ファンタジー 冒険・推理 家族
  • 教科書
  • 国語 6年 87ページ
    国語 3年 232ページ

あしたね仕事人のおすすめ

  • 映画監督ピロキ

    日本が世界に誇るファンタジー作家です。リアルタイムで、しかも母国語で読める幸せを是非味わってほしい。いつか実写で映画化したい作品のひとつです。

  • 水族館の飼育員/学芸員村井理沙

    ファンタジー小説が好きで,タイトル買いをしました。世話をしている生き物が兵器として利用されそうになり,主人公は悩みます。最終的にどう決断を下すのか,ハラハラしながら読みふけりました。生き物を管理する上で大切なことや,人間と生き物の関わり方について,考えさせられるシリーズです。