老人と海

アーネスト・ヘミングウェイ

  • 発行年
    1966
  • 出版社
    新潮社
  • NDC
    933

老人はぶねに乗り,たった一人で大魚にいどむ。

紹介文

 今日こそ大物がれるかもしれない――不漁続きでもあきらめずに,老人は一人で漁に出た。そして,大魚を相手にとうり広げるが……。

本文より

 お前はおれを殺す気だな,老人は心のうちで思った。なるほどその権利はある。おい,兄弟,おれはいままでに,お前ほど大きなやつを見たことがない。お前ほど美しいやつも,お前ほど落ちついた気高いやつも見たことがないんだ。さあ,殺せ,どっちがどっちを殺そうとかまうこたない。
(105ページより)

  • テーマ・ジャンル
  • 海外の物語 職業・働き方 人生・生き方
  • 教科書
  • 国語 3年 231ページ

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