ちんぼつ船が教える世界史

ランドール・ササキ

  • 発行年
    2010
  • 出版社
    KADOKAWA
  • NDC
    683

海底の沈没船には,歴史のヒントがねむっている。

紹介文

 新しい分野として注目されるようになってきた水中考古学とは,考古学者自らがダイバーとなって沈没船をはっくつ・保存し,研究するものである。水中での調査の様子や,沈没船から見えてきた歴史の新しい姿をダイナミックに語る。

本文より

 沈没船はよく「タイムカプセル」にたとえられる。沈没した当時の姿をそのまま残しているからだ。沈没した当時の「時間」がそのままふういんされている,といってもいい。なぜなら,その船に乗っていた人々や,その船に積まれていた品々にとって,船が沈没したしゅんかん,そこで時間が永遠に止まってしまうからである。
(206ページより)

  • テーマ・ジャンル
  • 歴史・地理 産業・交通 戦争・平和