弟の戦争

ロバート・ウェストール=作/はら まさる=訳

  • 発行年
    1995
  • 出版社
    徳間書店
  • NDC
    933

弟にとって,あの戦争はひとごとではなかった。

紹介文

■小学校
 弟のアンディは,夢の中で別の人間になってしまいました。かれは,イラクの少年兵で,湾岸わんがん戦争の前線にいるのです。


■中学校
 湾岸わんがん戦争の現場からは遠くはなれたイギリスに住む「ぼく」と弟のアンディ。戦場で傷つく兵士を案じるあまり,弟は空爆くうばくにおびえるイラクの少年兵士になっていた。

本文より

 これはフィギスの顔じゃない。いかりやにくしみにあふれ,同時におそれやずるさも見える。ぼくを憎んでいるのに,こわがっているような顔。ぎらぎらと熱っぽく,みょうに暗いひとみ
(52ページより)

  • テーマ・ジャンル
  • 海外の物語 戦争・平和 家族 人生・生き方
  • 教科書
  • 国語 6年 90ページ
    国語 1年 93ページ