風をつかまえた少年

ウィリアム・カムクワンバ/ブライアン・ミーラー

  • 発行年
    2014
  • 出版社
    文藝春秋
  • NDC
    543

食べていくために,ぼくは学校をめた。

紹介文

 干ばつできんになり,「ぼく」は一人で風車を作り始める。電気を手に入れるために。アフリカの国,マラウイに住む少年の実話。

本文より

 曲がった自転車のスポークが車輪を固定するためにまだ差しまれていて,風車は風にかれてかたかたと音をたてていた。まるで早く解き放ってくれとせがむかのように。さあ,行け。きみの出番だ。
(265ページより)

  • テーマ・ジャンル
  • ノンフィクション 国際理解 環境