ぼくを探しに

シェル・シルヴァスタイン

  • 発行年
    1979
  • 出版社
    講談社
  • NDC
    726
  • あしたね仕事人おすすめ本

完全な自分って何だろう?

紹介文

 何かが自分に足りないから楽しくない。そこで「ぼく」は「足りないかけら」を探しに出かける。自分にぴったりなかけらを見つけたとき,「ぼく」はどうするのか。

  • テーマ・ジャンル
  • 海外の物語 人生・生き方
  • 教科書
  • 国語 2年 87ページ

あしたね仕事人のおすすめ

  • 医師・国際協力師山本 敏晴

    主人公は,子どものころから「理想の自分」と,それになるための「かけら」(必要なもの)を探します。長い間,いろいろ探し回ったのですが,なかなか見つかりません。ですがある日,ついにその「かけら」を見つけだします。主人公は大喜びし,その後しばらく幸せな日々を過ごします。ところが,「理想の自分」だと思っていた状態になってから,ほどなく,再び主人公は疑問を持つのです。「これで良かったのか?」と。その後の展開は読んでのお楽しみです。私はこの本を読んで「人間が生きる」ということの意味が少しわかった気がしました。