ネルソン・マンデラ

リチャード・テームズ

  • 発行年
    1999
  • 出版社
    国土社
  • NDC
    289

差別とかくに非暴力で対抗たいこうしたマンデラの伝記。

紹介文

 アパルトヘイトという人種隔離政策が行われていた南アフリカで,それに抵抗ていこうして終身けいを言いわたされたネルソン・マンデラ。しかし,ごくちゅうでもねばり強く抵抗運動を続け,自由への願いは世界を巻きこんでいく。27年後,ついにしゃくほうされ,アパルトヘイトをてっぱいし,黒人初の大統領になる。

本文より

 わたしは自分のことを,何よりもまず,南アフリカを愛する者だと思っています……。白人がこの国を支配することに対しても,黒人が支配することに対しても,わたしは反対してきました。すべての人びとにあらゆるチャンスが平等にあたえられ,みなが争うことなく自由にくらせる民主的な社会,わたしは今までこの理想をすてたことはありません。そして,この理想を実現させることが,わたしの一生をかけた仕事なのです。
(33ページより)

  • テーマ・ジャンル
  • ノンフィクション 伝記 人生・生き方 福祉・人権