父のび状

むこうくに

  • 発行年
    2006
  • 出版社
    文藝春秋
  • NDC
    914

ぶっきらぼうな父の不器用な愛情。

紹介文

 がんな父,やさしい母,祖母や弟妹ていまいとのなつかしい暮らし。筆者の家族の戦中から戦後にかけてのさまざまなエピソードを通して,しょうの家族の姿をあざやかにえがきだしたエッセー。

本文より

 おわりの方にこれだけは今でも覚えているのだが,「たびは格別の働き」という一行があり,そこだけしゅひつ傍線ぼうせんが引かれてあった。
 それが父の詫び状であった。
(20ページより)

  • テーマ・ジャンル
  • 随筆・エッセイ・日記 家族
  • 教科書
  • 国語 2年 33ページ