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地球は，約（やく）46億（おく）年前に誕生（たんじょう）した。この頃（ころ）は，地球の表面は高温のマグマで覆（おお）われ，生命は存在（そんざい）できなかった。隕石（いんせき）の衝突（しょうとつ）が減（へ）り，表面が冷（ひ）えてくると，大気中に含（ふく）まれていた水蒸気（すいじょうき）が雨となり，海が形成（けいせい）された。原始の海では，大気に含（ふく）まれる成分（せいぶん）と稲妻（いなずま）と強力な紫外線（しがいせん）の影響（えいきょう）により，各種（かくしゅ）のアミノ酸（さん）や核酸（かくさん）などの，生命物質（ぶっしつ）が合成（ごうせい）され蓄積（ちくせき）されていった（化学進化）。

もっと詳しく※東京書籍 高等学校理科用教科書「生物」より引用

地球の誕生と海の形成

地球の歴史（れきし）は約（やく）46億（おく）年前までさかのぼる。地球が誕生（たんじょう）して間もないころは，多数のいん石の衝突（しょうとつ）が続（つづ）き表面は高温のマグマで覆（おお）われていたため生命は存在（そんざい）せず，生命が生まれる環境（かんきょう）もできあがっていなかった。いん石の衝突（しょうとつ）が少なくなり，表面が冷（ひ）えてくると，大気中に含（ふく）まれていた水蒸気（すいじょうき）が雨となり，海が形成（けいせい）された。原始地球に生命が誕生（たんじょう）した鍵（かぎ）はこの原始の海が握（にぎ）っていると考えられている。